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Unlimited - JCWメンバーに聞く!インテリアデザイナーのキャリアとアメリカでの子育ての秘訣は?

Updated: Oct 25


学生団体Unlimitedの大学生メンバーがJapanese Career Women(JCW)のメンバーにインタビューする企画第2回!

インタビューを通して、海外留学や就職などを経験されたリアルな日本人の存在を伝えることで、学生が自身の将来の選択肢を広げる機会にすること、海外に関心のある学生をエンパワメントすること、JCWとUnlimitedの繋がりを深めることが目的です。

将来海外で活躍したい学生として、インタビュアーのUnlimitedメンバー2人が根ほり葉ほり聞いていきます!ぜひキャリアプランの参考に、ご閲覧ください。






ブルックス星子さん


米国西北部の大学出身。

現在はアメリカ企業にインテリアデザイナーとして勤務の傍ら2018年に北村祐子と共にJCWを発足。小学生の娘の子育てとの両立に奮闘中。







第2回は、JCW設立に携わり、副プレジデントとして活躍するブルックス星子さんにインタビュー!インテリアデザイナーとしてのお仕事やアメリカでの生活についてお聞きしています。Unlimitedメンバーが所属する津田塾大学の学生の質問にも回答していただき、興味深い内容が盛り沢山となっているので、ぜひお楽しみください!







ブルックスさんのお仕事についてお話を伺いたいと思います。宜しくお願いします。

仕事はインテリアデザイナーをしています。

インテリアデザイナーとは、一般的に壁や床の色を選んだりする仕事を思い浮かべるかもしれませんが、私の仕事は商業施設のデザインが中心です。病院やお店、学校、オフィス、ホテル、アパートなどをデザインします。


住宅のデザインとは異なり、商業施設のデザインには異なる法律や規則が関係してきます。例えば、州や町ごとに異なる建築基準法があります。そのため、4 年から 5年の建築とインテリアの勉強を経て、資格試験を受けて合格し、初めてインテリアデザイナーとしての資格が得られます。


具体的な仕事としては、オフィスビルのレイアウトを変更したり、エンジニアと協力して空調や電気の調整を行います。図面を作成し、建築家のチェックを受けてから、町や県にパーミットを申請します。その後、工事屋さんに図面を渡して実際の工事を進め、工事中も何度か現場をチェックし、最終的に家具の選定や空間のトータルコーディネ ートを行います。


現在は、デザインそのものよりも新規の仕事の獲得や従業員の教育、プロジェクトのマネジメントが主な業務です。良いデザインを作ることはもちろん大切ですが、予算内でスケジュール通りに納品し、利益を確保することも重要です。そのため、チームと密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。


(インタビュアー(学生団体Unlimitedメンバー):すべての工程を管理するのは大変そうですね。)


はい、特に大規模なプロジェクトでは時間がかかることが多いです。しかし、仕事の各ステップを通じて多くのことを学び、成長することができるのがこの仕事の魅力です。問題が起こる前に予測して対処することが大切ですし、チームメンバーの特性を理解して最適な方法で指導することも重要です。


仕事を進める上での課題や困難な点はありますか?

人を育てることが常に課題です。新しいプロジェクトを獲得しつつ、チームメンバーを育て、仕事を効率的に進めるバランスを取るのが難しいです。特に女性が多い職場なので、彼女たちが次のステップに進めるように支援することを心がけています。また、自分自身の教育も続ける必要があります。






アメリカでの生活についても教えてください。

アメリカでは子育てと仕事の両立が大きな課題です。

子供が小さい時期は肉体的に大変ですが、成長するにつれて精神的な負担も増えます。健康保険の問題や育児サポートの不足など、色々な面で挑戦が多いです。しかし、仕事と子育ての両立を通じて多くのことを学び、成長することができました。






質問 1: 海外に行く時、いくらお金を貯めていけばいいのでしょうか?また、必ず持って行くべきもの等あれば知りたいです。

働きに行く前提だと、アメリカは仕事がないとビザが出ないと思います。

しかし、ワーホリなどだと仮定したら、最低でも三ヶ月分の住居と食事のお金は必要だと思います。一番良いのは日本の会社から派遣されることで、安定してお給料をもらえるからです。それか、アメリカの大学を卒業すると、最初の一年は研修ビザ( Optional Practical Training )を取得できるので、就職活動をしておくと良いでしょ う。


アメリカでは敷金がそんなに高くないので、1~2 ヶ月の生活費があれば大丈夫です。

また、アメリカでは給料や退職金の交渉ができるので、交渉するべきです。

化粧品は自分に合うものを探すのが大変なので持ってきた方がいいです。


質問 2: 日本とアメリカの女性でキャリアに関する意識はどんな差がありますか?どちらの国の方がキャリアアップに意欲的ですか?その差を埋めるにはどのようなことを個人が行うべきだと思いますか?

日本は「私なんて…」という人が多いです。昇進したいと思う人が少ない印象を受けますね。アメリカでは専業主婦の人もいますが、日本に比べたらキャリアアップを考えている人が多いと思います。この差を埋めるには、自分には何ができるかを考えることが必要です。


質問 3: アメリカで働くにあたって、日本との文化の違いで苦労したことはありましたか?

日本では仕事や会話の中で大人しいことが良いとされていますが、アメリカでは言った者勝ちな傾向があります。アジア人は大人しい、というステレオタイプもありますので、どうやって自己アピールをしつつ、的の得た内容を言うかを常に模索しています。


質問 4: 座右の銘はなんですか?学生時代にやっておいて良かったことはなんですか?

座右の銘は「石の上にも三年」と「自分に解けない問題は降りかかってこない」です。

学生時代にやって良かったことは、自分ができないと思うようなことに挑戦して根性で頑張ったことです。留学して数ヶ月後についていけないと感じましたが、「頑張ろう!」と思い直して勉強しました。


質問 5: 英語は現地に行ってからでもどうにかなるのでしょうか?

数打てば当たる!

とりあえず学校に行ったり、ボランティアに参加したりすることで、英語のスキルは向上します。また、ネットフリックスを英語字幕で見ることもおすすめです。一度日本語で見た内容を英語字幕で見ると、理解が深まります。



ブルックス星子さん、お忙しい中のインタビューを受けていただきありがとうございました!











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